「新しくホットプレートを買い替えたいけれど、どれがいい?」
「最新のホットプレートを知りたい!」
自宅で食卓を囲みながら、焼肉やお好み焼き、ホットケーキなど、さまざまな料理を作れるホットプレート。最近では“焼く”のみならず、蒸す、煮る……など、さまざまな調理法に対応できるものも登場しています。
本記事では新しい機能や使いこなし方を徹底比較しました。
▼一人暮らしにおすすめの調理家電まとめ
おすすめホットプレート3選
①[山善] ホットプレート 一人用 ミニグリルプレート
一人暮らし用のミニホットプレート。
操作方法も電源ON/OFFのみのシンプル操作なので簡単です。
フッ素加工もしてあるのでお手入れも簡単
②BRUNO コンパクトホットプレート レッド BOE021-RD
一人暮らし用のミニホットプレート。
たこ焼きプレートも付いておりバラエティのある料理をすることができます。
温度調整ができるので使いやすいです。
③[山善] ホットプレート グリル鍋 一人暮らし用
2種のプレートが付いており料理に幅広く使えます。
焼くのはもちろん煮込み料理やグリルなどもできるので、大活躍できます
フッ素加工でお手入れがらくちんなのもポイント高いですね
ホットプレートの基礎知識
ホットプレートと一口にいっても、その種類はさまざま。
熱源はヒーター式を中心にIH式や遠赤外線式などがあるほか、形も一般的な浅型の平面プレートをはじめ、たこ焼き用やグリル用のアタッチメントプレートが付属したタイプ、煮込み料理ができる深型のタイプなど、バリエーションが豊富です。
ホットプレートは商品によって適した料理やお手入れのしやすさなどに違いが出るので、デザインやサイズはもちろん、スペックにも注目して選ぶのが大切です。
まずは、ホットプレートの種類について解説します。
ホットプレートの加熱方式
ホットプレートの種類は熱源によって「ヒーター式」と「IH式」に大別されます。他にも、遠赤外線を使って食材やプレートの加熱を行う「遠赤外線式」があります。それぞれの特徴は下記のとおりです。
熱源 | メリット | デメリット |
---|---|---|
ヒーター式 | ・安価な商品が多い ・商品のバリエーションが豊富 | ・予熱に時間がかかる ・焼きムラが起こりやすい |
IH式 | ・ヒーター式よりも熱効率がいい ・IHクッキングヒーターとして使えるものが多い | ・本体価格がやや高価になりやすい ・商品のバリエーションが少ない |
遠赤外線式 | ・煙が出にくい ・炭火焼きのような焼き上がりを楽しめる | ・本体価格が高価になりやすい ・調理時間が長い ・アルミホイルが使えない |
ホットプレートの加熱方式の中でもっともポピュラーなのがヒーター式。
ヒーターの熱をプレートに伝えることで加熱するタイプで、皆さんが「ホットプレート」と認識しているものはほとんどがこのヒーター式だと思います。
他のタイプと比較すると安価で手に入りやすく、商品のバリエーションも豊かですが、調理前の予熱時間が長いことと、ヒーターの形状によっては焼きムラが起こりやすくなる場合もあります。手頃な価格でホットプレートを導入したい人におすすめです。
IH式
IH式は磁力による電気抵抗によって金属製のプレートを直接発熱させることで加熱するタイプです。プレートそのものが発熱するので焼きムラが生じにくい点が魅力で、プレート部分を取り外してIHクッキングヒーターとして使用できるものがほとんど。IH対応の鍋やフライパンを使用できるので、より幅広い料理を楽しみたい人に向いています。
しかし利便性が高い一方で、ヒーター式と比較すると本体価格がやや高価になりやすく、商品のバリエーションが少ないのが難点といえます。
遠赤外線式
遠赤外線式は、遠赤外線の輻射によって食材の分子を振動させることで加熱するタイプです。食材の脂が高熱にならないので煙が出にくく、炭火焼きのようなふっくらとした焼き上がりを楽しむことができます。一方で本体価格は3万円台~と高価なものが多く、ホットプレートで本格的な料理をしたいという人には適しています。
プレートの種類と形状
ホットプレートの型は大きく分けて鉄板タイプの浅型とグリル鍋タイプの深型に分かれます。
浅型 | 深型 |
---|---|
・焼肉やお好み焼きなど焼き物に適している ・食材を取り出しやすい | ・煮込み料理やおでん、鍋にも適している ・コンパクトな形状が多い |
浅型は、焼くことに特化したオーソドックスなタイプで、焼肉や焼きそば、お好み焼き、ホットケーキといった焼き物の調理に適しています。縁が浅めの作りになっているので、食材を取り出しやすいのが特徴です。
深型は煮込み料理も楽しめる万能タイプで、おでんや鍋といった煮込み料理を楽しみたい人におすすめです。コンパクトな形状のモデルが多いため、1人暮らし用にも適しています。一方で、縁が深い分「お好み焼きをひっくり返す」などのシーンではやや使いにくさを感じるかもしれません。
アタッチメントプレートで、さらに幅広い料理も
また、商品によっては、浅型、深型問わずアタッチメントとしてさまざまなプレートが用意されているものもあります。たこ焼きプレートや波型プレート、蒸し料理に使えるスチーマーなどがあるので、購入予定の商品に付属や別売りのアタッチメントプレートがあるかどうか調べておくのも大切です。
プレートを増やすだけでなく、アイデア次第で料理の幅はさらに広がります
プレートの形状
プレートの形状は、ラウンド(丸)型とスクエア(四角)型に分かれます。
ラウンド型 | スクエア型 |
---|---|
・テーブルに乗せたときの圧迫感が少ない ・少人数で楽しみたい人におすすめ | ・プレートの面積が広く一度にたくさん調理できる ・大人数での使用におすすめ |
ラウンド型はテーブルに載せたときの圧迫感が少ないので、少人数で囲みたい人におすすめ。
スクエア型はプレート面積が広く、大人数でのパーティーなどにぎやかに楽しみたい人におすすめです。使用したいシーンや人数によって選びましょう。
一人暮らしなんかでは一つのものでたくさんの機能がついているものがいいかもしれませんね
使いやすさもアップデート。便利機能が充実
近年リリースされているホットプレートにはこれまでにはなかったうれしい機能がついているものも。余分な油を排出することに特化したプレートや吸煙ファンをつけることで焼肉の嫌な煙やニオイを大幅カットできるもの、二面タイプで左右の温度を別々に設定できるもの、安全性に特化しているもの、丸洗いOKなものなどさまざまなタイプが売られています。
<ホットプレート選び 4つのポイント>
- 大きさで選ぶ
- デザインで選ぶ
- 作りたい料理で選ぶ
- 使いやすさで選ぶ
1. 大きさで選ぶ
まずチェックしたいのはホットプレートの大きさ。利用する人数や使用シーンを想像してみると選びやすくなります。
1人暮らしの人やカップルで使う場合は幅が20cmから30cmぐらいまでの小型のホットプレートを選ぶのがおすすめ。収納スペースが狭い場合も、小型のものであれば収納しやすくて便利です。また、ラウンド型のほうが省スペースで使えるので、小さなテーブルで使いたい人はラウンド型を選ぶのがおすすめです。
ファミリーや友人どうしのホームパーティーなどに使う場合は、40cm超えの大型サイズが適しています。
ただし、1人で使う場合も、「食パンと目玉焼き、ベーコンを同時に焼きたい」「大きな鉄板で炒め料理を楽しみたい」など、作る料理によってはプレートが大きいほうが適しているケースもあります。また家族など複数人で使う場合も、おかずの一品を少しずつ焼きながら食べるようなときは、コンパクトタイプが便利でしょう。どのように使いたいかを想定して購入するのがベターです。
2. デザインで選ぶ
ダッチオーブンのような見た目のものやカラフルなものなど、ホットプレートには、機能性だけではなくデザインにもこだわった商品が多数あります。デザイン性が高いホットプレートであればインテリアにもなじみやすいので、収納スペースが少なかったり出しっぱなしになってしまう人は、デザイン性の高さも重視して選ぶのがいいでしょう。
オシャレなデザインのホットプレートは食卓を彩ってくれるのも大きな魅力です
3. 作りたい料理で選ぶ
「ホットプレートを使ってどんな料理を作りたいのか」を想定して買うのも大切です。炒める、焼くといったオーソドックスな使い方をしたいのであれば浅型のプレートが適していますし、煮る、蒸す、炊くといったバリエーションを楽しみたいのであれば深型のプレートが適しています。
また、アイテムによってはたこ焼きプレートやグリルプレートといった多彩なアタッチメントプレートが付属している場合もあります。作りたい料理がある場合は、対応できるアタッチメントの有無で選ぶのもおすすめ。また、別売りのオプションとしてアタッチメントを追加購入できるメーカーもあるので、あとから買い足すタイプであれば必要に応じて追加購入できるので無駄がありません。
ホットプレートQ&A
Q. ホットプレートを焦げつかせず、長持ちさせるポイントってありますか?
A. まずプレートにきちんと焦げつき防止加工が施されているものを選ぶのがいいですね。それから、ホットプレートは火力が強いものが多いので、早く焼きたいからといっていきなり最大温度にして調理すると焦げつきの原因になることがあります。ホットプレートそれぞれのヒーターの位置によって温まり方に違いや特性が出るので、慣れるまでは少しずつ温度調整することが大切です。
Q. ホットプレートを使うときの注意点を教えてください。
A. プレートに傷がつくとふっ素加工が取れてしまうことがあるので、金属のヘラを使うのは極力避けてほしいですね。専用ヘラがついているものもあるのでそれを使用するか、ホットプレートを傷つけにくい耐熱ナイロン製のヘラを使用するのがおすすめです。
洗うときも加工が取れてしまわないよう、ゴシゴシとこすり洗いをするのは避けましょう。完全に冷める前にペーパータオルなどで油をぬぐってから洗うと、こすらなくても油汚れが落ちやすいのでおすすめです。
「プレートが取り外せるタイプのものはお手入れがしやすいのでおすすめです!」
Q. ホットプレート使用時の煙やニオイが気になります。対策はありますか?
A. ホットプレートを使用する前に、換気扇をまわしたり、窓を開けたり、部屋に空気の流れを作っておきましょう。風の流れを作るためにサーキュレーターを使用するのもいいですね。また、煙やニオイをカットしてくれるタイプのホットプレートを選ぶのもおすすめです!
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