合宿免許と通学の違いは?メリットデメリットを比較しながら解説!

免許

「合宿で早く安く免許が取れるらしい…」
今回は合宿免許とは何なのか、どういったメリットやデメリットがあるのかを、通学との比較を交えてご紹介します。

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合宿免許とは

合宿免許とは、一定の期間、宿泊施設に滞在しつつ運転免許取得のための技能・学科教習を集中して受ける事です。
ほとんどの場合、お住まいの場所から離れた地域の教習所で行われます。
いつもと違う場所で短期集中の教習を受けるという特性上、様々なメリット・デメリットがあります。

合宿免許のメリット

合宿免許は、「決められたスケジュールで短期集中」「普段お住まいの場所を離れる」という特徴から、様々なメリットがあります。そのメリットの中でも、特徴的なものを3つご紹介します。

メリット1.短期間で免許取得が可能

合宿免許なら、普通車ATなら最短14日間・普通車MTなら最短16日間で指定教習所を卒業できます(教習所や入校日によって若干異なります)。

効率の良いスケジュールで短期卒業が可能です(普通車AT:最短14日~/普通二輪AT:最短7日~/普通車MT:最短16日~/普通二輪MT:最短9日~)

合宿免許では、卒業までのスケジュールを全て自動車教習所側が立ててくれるため、面倒な技能予約の必要もなく、スムーズに教習を受ける事ができます。
通学の場合、技能教習の予約が中々取れず、時期によっては真面目に通っても3ヶ月以上かかる事があります。
特に、普通車・二輪車の教習は、通学も合宿も、学生の長期休暇などの時期に混み合いますので、あまり教習を進められないケースも発生します。

「この日までに免許を取りたい」という方は、合宿免許で早めに教習所を卒業するのも一つの手です。

メリット2.格安で免許取得が可能

合宿免許は期間によって料金が変動しますが、最も安い期間では普通車AT・相部屋・3食付きで20万円台を切るほどの料金になります。
通学の普通車AT免許教習は、25万円~30万円前後が相場になりますので、かなり安くなるといえます。

さらに、合宿免許の料金システムはパック料金になっているため、教習費用や宿泊費、食事の費用(食事付きの場合)は、原則「免許の匠」記載の料金に全て含まれています。
教習費用自体も、ほとんどの場合最短分の教習・試験料金は含まれているうえ、プランによっては補習や再検定も保証されます。
さらに、多くの教習所では交通費(一部)や入校特典にかかる費用も保証されます。
どの費用がどこまで保証されるかは、教習所・車種・プランやご自身の年齢で異なります。気になる方は、遠慮なくお問い合わせ下さい。

合宿免許に必要な費用はフルセット!!だから安心♪(教習料+宿泊費+食費+交通費+特典)

ただ安いだけでなくコストパフォーマンスが良いという点も、合宿免許のメリットです。「免許をコスパ良く取りたい!」という方は、合宿プランの利用を考えてはいかがでしょうか。

メリット3.ご当地気分が味わえる

合宿免許では、普段過ごさない地域に滞在するという特性から、普段の生活では味わえない魅力がたくさんあります。
例えば空き時間に散策に出かけたり、郷土料理を楽しんだりと、合宿先でしかできないような体験ができます。

もちろん、教習のスケジュールはぎっしり詰まっています。しかし、朝から晩まで教習漬けというわけではありませんし、教習所や入校日によっては、休校日をまたぐ場合もあります。さらに、一部の教習所では、入校特典としてご当地グルメや地元の名所ツアーを提供しています。

免許取得+αでお得に地元を楽しめるのも、合宿免許の魅力の一つです。

合宿免許のデメリット

①合宿期間中は学業を休む必要があるかも

とにかく早く免許を取得したい人に大変便利なのが合宿免許です。通学にくらべて短期間で自動車学校を卒業できるのが魅力ですが、あえてデメリットをあげるとすれば、合宿期間中に仕事や学業を休む必要があることです。

合宿には一定の期間を有するので必ず夏休みや春休みなどの長期休暇のタイミングを狙って合宿免許を申し込むようにしましょう

②長期休暇は料金が上がるかも

春・夏・冬休みといった長期休暇には自動車教習所も込み合い、教習料金も少し上がります。教習料金が少し下がる期間は、長期休暇を外した期間で、その間の合宿はどうしても、仕事や学校を休んで行くことになります。

できる場合は、授業がないタイミングを狙っていきたいですね

③合宿期間中は帰れない

また、合宿免許に入校している間、家に帰れないこともデメリットのひとつでしょう。住み慣れた家を離れての2週間程度は案外長く感じるものです。

その間、教習所や宿泊所の周辺で行動することになります。宿泊する部屋が相部屋の場合には、プライベートな時間を持ちにくくなります。

プライベートな時間を作りたい方は、個室対応が可能な合宿免許のプランがおすすめです。

宿泊する場所と自動車教習所が離れている場合には、空いた時間に自分の部屋でゆったりくつろぐ、ということができにくくなります。このような部分もデメリットとしてあげられるかもしれません。

あと、自動車学校によっては、現在お住まいの地域、実家がある地域に近い場合には入校することができない場合がります。それぞれの自動車学校が「この地域を除く」と特記事項として書いているので、その部分は確認する必要があります。

近所にある教習所だから行きたいと思っても、合宿免許で入校できないのはデメリットと言えるかもしれません。

不安イメージ解消!合宿免許一問一答

合宿免許は、「特定の場所に一定期間泊まる」という特性上、様々な不安があることと思います。しかし、中には合宿免許の現状と異なるもの、教習所ごとに対策の工夫がとられているものもあります。

そこで、合宿免許についてよくある誤解・不安をいくつかピックアップし、現状と照らし合わせて解説します。

この記事を読むのに必要な時間は約7分です。
※ 見出し1つ当たり平均約1分半になります。

相部屋で知らない人と過ごさないといけないの?

 現在の合宿免許では、相部屋プランだけでなくシングルも一般的です。また、ホテルを利用するプランでは、ほとんどの場合ホテルシングルのプランがあります。

合宿免許で利用できるシングルルームの一例。

もちろん、シングルは相場屋よりも数が少なく、料金が高くなります。

とはいえ、シングルでも料金が安いプラン・コストパフォーマンスが良いプランもあります。

知らない人と一緒の部屋で過ごすのが苦手な方は、シングルプランを選択するのもオススメです。

教習所とか宿舎って田舎の所ばっかりじゃないの?

 田舎ばかりということはありません。もちろん、都市から離れた立地の教習所も少なくありませんが、そうでない教習所・宿舎も少なくありません。

最近では、大都市やそのベッドタウンにある教習所では、校舎・宿舎の周辺の施設も充実しており、忘れ物や急に必要になった物を現地調達(購入)できます。中には、「普段住んでいる所よりも便利」「空き時間のショッピングや散策が面白かった」と評価を受けた教習所まであります。

教習所で出てくる食事っておいしいの?まずいの?

 教習所にもよりますが、おいしい料理を提供する教習所もあります。元シェフを起用している教習所や、校舎リニューアルに合わせて食事にも力を入れた教習所などもあります

ご当地グルメを取り入れた食事メニューの一つ。
一部の教習所では、このように本格的な食事が提供されます。

また、料理ができる方は、自炊プランで料理にこだわってみる手もあります。

特に、新潟や山形などの米どころ、福井県南や淡路島などの「食材の国」といわれる地域では自炊ができるプランが豊富なので調べてみてください。

まとめ

まずは、このページで挙げられた合宿免許の特徴を大まかにまとめてみましょう。

  1. 短期集中なので、通学免許に比べて時間・お金を効率的に使える!
  2. 離れた場所で長時間拘束されるぶん、通学免許に比べて自由度が低い!
  3. 教習所やプランによっては、+αでよりお得に免許を取得できる!

ここまで挙げてみましたが、お得な「+α」の部分は、教習所や車種・プランによって異なります。また、離れた場所に長時間滞在する際の雰囲気・気分も、教習所によってある程度は差があります。

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