愛煙家の方もそうでない方も、ZIPPO(ジッポ)と言う名前を聞いたことはありますよね?
また、ZIPPO(ジッポ)で火をつける姿がかっこいいと思ったことはありませんか?
他にもフタの開け閉めの際に出るカチンという、綺麗な音が好きな人もいるのではないでしょうか?
そのライターは「成功者の証」と言われ少し昔、飲み屋等で机の上においてステータスをアピールし合う人が沢山いました。
デザイン性が高いライターも多いので喫煙せずに飾るのが趣味の方もいます。
コレクションとしての魅力も高いのがZIPPOの特徴の一つです
しかし、いざ使ってみようと思っても古いものが多いため、オイルが切れていたり、使用していてオイル交換をしようと思ったりした時どうすればいいかわかりますか?
今回はそんな
ZIPPOのオイル交換について解説をしていきます。
オイルの補充方法
誰しもジッポーを使用するにあたって最初に直面する問題だと思います。
最初に赤丸が着いた部分と下のケースをそれぞれ掴んで引き抜きましょう。
着火したすぐ後だと火傷をするかもしれませんので気を付けてください。
するとこの二つに分解できました。
左はケースで、右はインサイドユニットといいます。
このインサイドユニットに着火機能がまとまっているので、オイル交換のためにケースで隠れてた下部分を見てみましょう。
インサイドユニットの下部分はひっくり返してみるとこうなっています。
黒丸がついている穴部分からジッポーオイルを注入するか、
この端の柔らかい部分をめくり中の綿球(レーヨンボール)に直接吸収させましょう。
また、ひっくり返しや状態での補充なので、入れすぎると当然滴り落ちてきます。
下にティッシュ等をひいて補充すると安全です。
フリント(発火石)の交換方法は?
使用する前は面倒なのはオイル交換だけだと思いがちですが、オイル交換よりも機会は少ないですが面倒なフリント(発火石)の交換があります。
こちらも画像で確実に紹介していきます。
先にフリントとはどの部分かというと、
黒丸の根元からチョンと出ているこの突起の事です。
このフリントと、
黒丸のフリントホイール(回転やすり)が摩擦で火花を起こし、オイルのしみたウィック(芯)に着火します。
つまりこのフリントは火をつけるごとに明らかにすり減っていくんですね。
では本題の交換の方法について、
インサイドユニットの下部分のオイルを注入した横に、マイナスのネジのようなものがありますね。
ここを回して外してみます。
外した勢いが強くて部品が飛び散るかもしれませんので、机の上などで落ち着いて行いましょう。
外してみるとこんなバネが出てきました。
そして小さい物がフリントです。
新品はもう少し大きいですが画像の二倍あるかないかくらいです。
新品に差し替えてまたネジを閉めて交換は終わりです。
オイルは何を使えばいい?
結論から言うと初めてでそこまでこだわりが無ければ、100均のオイルライター用オイルで大丈夫です。
ただ、匂いや渇き具合などで違いはあるのでこだわりたい方はジッポーの公式オイルを使ってみましょう
Amazonなどで簡単に買うことができます
(小缶約330円、大缶約600円)
ヒンジの点検
ジッポーライターのフタを開け閉めしていい音を出している部分です。
もちろん音を出すためだけの部品ではなく、開閉やフタの固定に必要な物です。
フタが左右にグラついたりかぱかぱと緩くなってきた場合はヒンジピンの交換が必要です。
ただし、ヒンジの「点検」と書きましたね。
メンテナンスでヒンジに異常があった場合、修理交換はショップに依頼するのをおすすめします。
何故ならヒンジピン交換の際ハンマーや精密ドライバーをはじめとする専門的な道具と、
ジッポーの知識と手先の器用さが必要だからです。
しっかりとしたメーカーの正規品ならば永久無償修理保証というものがついているので、
ショップに依頼しましょう。
大切なジッポーだからこそ異常を確認したら自分ではなくプロにお任せするべきです。
磨き上げ
磨き上げに関してはジッポーをインサイドユニットとケースに分解し、
汚れているところを綿棒や布で磨けばそれで充分です。
アルコールは使用してもいいですが、
着火の際に不必要なところまで引火しないように、
しっかり拭き上げるようにしましょう。
そもそもZIPPOとは?
タイトルなどに「ジッポ」と書きましたが正確には「ジッポー」です。
口に出してしっかりと伸ばす人が少なく、「ジッポ」の名称が広まりました。
始まりはアメリカにあるジッポー社が製造したオイルライターの一つで、
今では各ブランドが販売する類似するオイルライター全般の事を指します。
世界的に普及率が高く今やオイルライター=ZIPPOとして認識されています。
高い耐久性や耐風性や保証があり、
世界各国にマニアやコレクターも多いです。
そしてジッポーライターが普及したのには、
第二次世界大戦中のアメリカ軍が関係しています。
戦時中に軍は「どこでも、どんな状況でも点火できる器具」を欲しがり、
ジッポーライターに注目しました。
前述したように耐久性と耐風性に優れ、雨の中でもジッポーライターは着火が出来たためです。
また戦場には燃料となるガソリンも入手できることも相性が良かったそうです。
そして当時の兵士達の中で売店で取り合いになるほど大好評となり、
名将と言われ歴史に残る方達もジッポーライターの機能を称賛したといいます。
その後戦地で実証された機能と評判は国民や諸外国に広まり、
「アメリカの豊かさと文化の象徴」の一つとして世界的ヒット商品となりました。
機能を維持するためにあえて武骨で構造をローカルにしたことが、
逆にクールにかっこよく見えるんですね。
そのローカルな部分の影響として代表的なのが、
オイルの補充方法と着火に必要な発火石の交換方法ではないでしょうか?
まとめ
今回はジッポーのオイル交換方法についてまとめてみました。
まだジッポは持ってないけど、少しでも興味がわいたという方がもしいましたら、喫煙の有無にかかわらず自分好みの物を是非探してみてください。
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