印象的なCMでお馴染みの楽天モバイル
新プランも続々と発表され話題には事欠きません
データ通信も電話も使い放題、料金プランが分かりやすく縛りが一切ない、海外でもお得に使えるなどメリットが多いように感じられます。
しかも、初期費用などは全て0円、25,000円分の楽天ポイントがもらえるキャンペーンも実施しており、契約するだけでもかなりお得です。
その一方で、楽天回線の対応エリアがまだまだ狭い、利用できる端末が少ないなどデメリットも多くあります。
お得なのは間違いないですが正直まだ見極め期ではないか?というのが正直な印象です
本記事では楽天モバイルのメリット・デメリットを徹底的にご紹介していこうと思います
楽天モバイルのメリット!
楽天モバイルのメリットは以下の7つです。
- 自社の電波を持っているため回線が安定している
- 料金プランが1つしかない+縛りもないためとても分かりやすい!
- 海外でも利用ができる
- 楽天ポイントがザクザク貯まる+利用も可能
- 実店舗がある
- 端末のラインナップも豊富でオリジナル端末もある
- キャンペーンが魅力的
- 通話はかけ放題でSMSの送受信も無料
- テザリングも無料
①自社の電波を持っているため回線が安定している
楽天モバイルは自社で電波を持っているため、回線が安定しているのがメリットです。
以前までの楽天モバイルではドコモまたはauから回線の一部を借りていました。
自社で電波や設備を持たないことで、コストを削減していたわけなのですが、借りられる回線には限度があるため利用者が多くなる時間帯は回線が混雑して速度が低下していました。
自社で回線設備を持つことで回線を安定させることができ、平日お昼や夕方も安定した速度が出るため、快適に使うことができます。
通信速度に関して既存の大手キャリアとそん色ないと言えますね
②料金プランが1つしかない&利用量によって料金が変動
楽天モバイルの料金プランは月額3,278円(税込)でデータ通信も音声通話も使い放題の「Rakuten UN-LIMIT Ⅵ」のみです。
1種類しかないため分かりやすく、プラン選びで迷う心配がありません
さらに楽天モバイルには契約縛りが一切なく、いつ解約しても違約金がかかりません。プランが1つのみ、かつ複雑な契約条件などがないためシンプルでとにかく分かりやすいのも楽天モバイルのメリットと言えます。
新プラン「Rakuten UN-LIMIT Ⅵ(シックス)」が発表されましたが、プランはあくまで一つのままでデータ使用量が少なければ自動的に料金が下がるという仕組みでわかりやすさは据え置きです。
③海外でも利用ができる
楽天モバイルは海外でもそのまま利用できます。
楽天モバイルでは月2GBまでデータ通信が利用可能です。
しかも!月額料金はかかりません
さらにRakuten Linkアプリを使えばSMSと海外から日本への電話も無料です。月額1,078円(税込)の「国際電話かけ放題」オプションも用意されており、加入すれば海外から海外への通話も無料になります。
楽天モバイルが利用できるのは66の国と地域です
- 北米:アメリカ本土、アメリカ(ハワイ)、カナダ、メキシコ
- 南米:ブラジル、ペルーなど
- ヨーロッパ:アイスランド、イギリス、イタリア、フランスなど
- アジア:韓国、中国、台湾、フィリピン、インドなど
- オセアニア:オーストラリア、ニュージーランドなど
- アフリカ:南アフリカ、モロッコなど
④楽天ポイントが貯まる
楽天モバイルを契約すると楽天スーパーポイントがザクザク貯まります。
現在、楽天モバイルでは最大30,000円分の楽天スーパーポイントがもらえるキャンペーンを実施中です。
楽天モバイルを契約するだけで、一気に楽天ポイントをゲットすることができます
さらに、楽天モバイルは楽天市場利用時のポイント還元率がアップするプログラム「SPU」の1つです。
楽天モバイルを契約していると、楽天モバイル利用時のポイントが常に+1%されて2%になります。普段から楽天市場で買い物をする方なら、楽天モバイルにすることでより確実にポイントが貯まりやすくなります。
さらに、貯まったポイントは1ポイント=1円のレートで楽天モバイルの料金支払いに充てることが可能です。
事前に専用アプリ「my 楽天モバイル」から手続きしておけば、毎月自動的に楽天ポイントを使ってくれますので、難しい手続きも必要ありません。
⑤実店舗がある
楽天モバイルは実店舗が用意されています。
以前から少しずつ店舗を増やしており、2021年12月現在の店舗数は全国600店舗以上となってます。
新規契約はもちろん、修理受付やSIMサイズ変更といったアフターサポートも受けられます。
ただし、受けられるサービスは店舗によって異なるので、店に行く前に楽天モバイル公式サイトにてショップ情報を検索した上で行くのがおすすめです。
端末を直接手に取って確かめたり、直接サポートを受けることができるなど実店舗ならではのメリットもあるのでうまく活用していきましょう。
⑥端末のラインナップが豊富
楽天モバイルでは端末セットのラインナップも豊富に用意されています。2021年12月現在、楽天モバイルでセット購入できる端末は以下の通りです。
端末名 | 製品価格(税込)/一括 | 5G対応 |
iPhone 13 Pro Max | 134,800円~ | ◎ |
iPhone 13 Pro | 122,800円~ | ◎ |
iPhone 13 | 98,800円~ | ◎ |
iPhone 13 Mini | 86,780円~ | ◎ |
iPhone 12 Pro Max | 122,800円~ | ◎ |
iPhone 12 Pro | 112,800円~ | ◎ |
iPhone 12 | 79,800円~ | ◎ |
iPhone 12 Mini | 69,800円~ | ◎ |
iPhone SE | 44,800円~ | |
Rakuten Hand | 20,000円 | |
Rakuten BIG | 49,800円 | ◎ |
Rakuten BIG s | 50,980円 | ◎ |
OPPO A73 | 25,001円 | |
OPPO Reno3 A | 26,980円 | |
AQUOS R5G | 128,800円 | ◎ |
AQUOS sense4 lite | 25,001円 | |
AQUOS sense4 plus | 43,800円 | |
Xperia 10 III Lite | 46,800円 | ◎ |
Galaxy Note10+ | 76,980円 | |
Galaxy S10 | 71,980円 |
高コスパモデルから5G対応のハイスペックスマホまで用意された充実のラインナップです。
2021年4月30日からはiPhoneの取り扱いも開始し、RakutenHandやRakuten BIGのように楽天モバイルだけのオリジナル端末もあります。
iPhoneは最新の13シリーズ、12シリーズ、SE(第2世代)
オリジナル端末はいずれもeSIMのみ対応、さらに防水とおサイフケータイにも対応するなどかなり個性があるスマホです。
また、どの端末も購入時にポイント還元があるので、表示されている製品価格からは安くなります。
⑦キャンペーンが魅力的
楽天モバイルへ新規契約・乗り換え・楽天モバイル(MVNO)からの移行で月額料金が3ヶ月間無料になります。
一定期間月額料金が割引されるキャンペーンなどは他の格安SIMではありますが、完全に無料になるのは楽天モバイルくらいです。
そして、最大で30,000円相当のポイント還元中。
そして、事務手数料全て無料ですし、通話料も専用アプリ「Rakuten Link」を使えば無料です。SIMのみを契約し、追加チャージなどのオプションを使わなければ3ヶ月間はほぼ無料で使うことができます。
⑧通話はかけ放題。SMSも無料
楽天モバイルであれば国内通話は完全かけ放題。また、SMSの送受信も無料。
他の携帯会社のスマホはもちろん、固定電話への通話も全て無料です。※ナビダイヤル(0570から始まる番号などは)や、災害伝言ダイアルなどの一部対象外の番号があります。
ただし、この後のデメリットでも触れますが、通話かけ放題になるのは専用アプリ「Rakuten Link」を使用した場合のみとなります。
SMSも1日200通までの制限がありますが、同様にRakuten Linkのアプリがあれば無料です。
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楽天モバイルのデメリット
さまざまなメリットがある一方、楽天モバイルには以下のようなデメリットもあります。
楽天モバイルのデメリット
- データが使い放題となるは楽天エリアのみで楽天エリアは限られている
- 繋がりやすさいまいち、(エリア内でも地下等は繋がらない可能性あり)
- パートナーエリア(au回線)は毎月5GBまで
- かけ放題にするには専用アプリの利用が必要
- iPhone版の専用アプリの仕様が変更される
- 端末の動作確認がされていない
- 1日で10GBほど使用すると1Mbpsに速度制限される
- 今後通信障害が起こる可能性あり
- 初めから楽天のアプリが大量に入っている
- キャリアメールは使えない
①データが使い放題となるは楽天エリアのみで楽天エリアは限られている
楽天モバイルはデータ通信が使い放題なのが特徴の1つです。
しかし、データ通信が使い放題なのは楽天回線エリアに限られています。
2021年12月時点での楽天回線エリアになっているのは47都道府県です。
全都道府県に広がってはいますが、それでも全国的にはまだカバーできていないのが実情です。
また、対応エリアになっている都府県内でも、実際に使えるのは一部の都市部エリアに限られます。
例えば兵庫県のうち対応エリアは県庁所在地である神戸市と周辺の市町のみで、大多数の場所は楽天回線のエリア外です。
②繋がりやすさがいまいち
楽天モバイルは楽天回線エリア内でも繋がりやすさもイマイチです。
というのも、楽天回線エリア内でも地下鉄の駅や大型商業施設で使うと楽天回線ではなくパートナー回線(au回線)に繋がる仕様になっています。
まだ基地局が少ないため、そういったエリアをカバーできないです。繋がりさえすれば速度は十分速いだけに、非常にもったいなく感じます。
ちなみに、楽天回線とパートナー回線のどちらを利用しているかは「my 楽天モバイルアプリ」で確認可能です。アプリを起動すると、トップ画面に現在接続されている回線が表示されます。
あともう1つ、楽天モバイルに割り当てられてる電波による影響があり、ビルの中や地下などでも繋がりやすい800Mhz帯の電波がまだ楽天モバイルに割り当てられていない事も繋がりにくい要因です。
③パートナーエリア(au回線)は毎月5GBまで
楽天回線エリア以外はパートナーエリアとなり、au回線を利用することになります。
通信速度は速く安定していますが、パートナーエリアでは月間5GBのデータ容量となり、超過した後は低速通信となります。
月額料金が無料なので毎月5GBでも十分お得なのですが、楽天回線エリアの無制限使い放題と比べると物足りない部分があるのは確かでしょう。
ただし、パートナーエリアでも低速通信の最大通信速度は1Mbpsと速いです。1Mbps出ていれば、スマホで利用する大多数の用途は快適に使えます。
具体的には、以下のような用途ならほぼ問題なく利用可能です。
- LINEの音声通話
- ブラウジング
- SNS(Twitter)
- 動画視聴(標準画質以下)
- 地図アプリ
- 音楽ストリーミング
楽天モバイルは速度切り替えにも対応しており、任意のタイミングで高速通信と低速通信を切り替えることができます。私はパートナーエリアでは基本的に低速モードにしていますが、困ったことはありません。
④かけ放題にするには専用アプリの利用が必要
楽天モバイルで電話をかけ放題にするには専用アプリ「Rakuten Link」から発信するのが条件です。
標準の電話アプリから発信すると通常通り20円/30秒の通話料がかかります。ドコモやauなど大手キャリアは標準の通話アプリでかけ放題になるので、いちいち専用アプリを使わないといけないのは少し煩雑です。
とは言え、Rakuten Linkアプリは普通の電話アプリとほぼ同じ使い勝手です。電話帳を自動で読み込みますし、着信履歴から折り返し電話をかけることもできます。
慣れてしまえばとくに問題はないかもしれません。
⑤iPhone版Rakuten Linkの仕様変更で少し不便
ただし1点、6月15日からiPhone版のRakuten Linkの仕様が変更される予定となっており、iPhoneで着信を受けた場合、Rakuten LinkではなくiOS標準のアプリでの着信となります。
Rakuten Linkで発信した場合は今までどおり通話料無料ですが、iOS標準のアプリで折返しなどをしてしまった場合は通話料が発生するので注意が必要です。
また、SMSに関してはiOS標準のアプリでの送受信となるため、今後は無料ではなく、有料となってしまいます。
⑥端末の動作確認がされていない
楽天モバイルではSIMフリー端末の動作確認が一切されていません。
動作が保証されているのはセット購入できる端末以外だと、MVNOの楽天モバイルで販売していた以下の機種だけです。
- AQUOS zero SH-M10
- AQUOS R2 compact SH-M09
- AQUOS sense2 SH-M08
- AQUOS sense plus SH-M07
- AQUOS R compact SH-M06
- AQUOS sense lite SH-M05
- Reno 10x Zoom
- AX7
- R17 Pro
- Find X
- HUAWEI P30 lite
- HUAWEI nova lite 3
大手キャリアの端末やSIMフリー端末などはほとんど動作確認されていません。
動作確認されていなくてももちろん使える端末はありますが、利用はあくまでも自己責任です。
以前はiPhoneも対象外でしたが、現在は6s以降の機種は全て正式対応しています。
⑦1日で10GBほど使用すると1Mbpsに速度制限される
楽天回線エリアではデータ通信が制限なく使い放題です。
ただし、実際には1日10GBほど利用すると1Mbpsに制限されてしまいます。
格安SIMでよくある直近3日間制限に近いですね。制限はそこまで厳しくなく、パソコンで大容量ファイルをいくつもダウンロードするなど特殊な使い方をしない限りは気にしなくてもいいでしょう。
それに、制限後の通信速度は1Mbpsと比較的速いです。すでにお伝えした通り、1Mbps出ていればLINEやSNS、動画視聴(標準画質)、ブラウジングなどは問題なく使えますよ。
⑧今後通信障害が起こる可能性もあり
楽天モバイルは大規模商用ネットワークでは始めて「完全仮想化」を実現しています。
これまで携帯の基地局にはさまざまな専用の機械が必要でした。専用機器は高価ですし、メンテナンスにもコストがかかります。楽天モバイルではそれらの専用機器を汎用サーバ上で動かすソフトウェアによって実現しています。
これが「完全仮想化」です。完全仮想化にすることで専用機器が不要になり、さらにメンテナンスも簡単になるためコストを大幅に削減できます。また、機器が故障した場合も別の機器にすぐに乗り換えることが可能です。
ただし、携帯ネットワークの完全仮想化は世界初です。前例がないことなので、今後も安定して運用されるかどうかは分かりません。大規模な通信障害が起こる可能性もあります。
こればかりは、今後も楽天モバイルを使ってみないと分かりません。
⑨初めから楽天のアプリが大量に入っている
楽天モバイルで端末を購入すると楽天のアプリが大量に入っています。
my 楽天モバイルやRakuten Linkなど必要なアプリもありますが、多くのアプリは不要です。
中にはアンインストールできないアプリもあり、非常に邪魔です。かと言って、楽天モバイル以外で購入できるSIMフリースマホは動作確認がされていません。自己責任で端末を用意する方以外は、楽天モバイルで端末を購入せざるを得ないのが現状です。
⑩キャリアメールは使えない
楽天モバイルはドコモ・au・ソフトバンクに続く第4のキャリアになったわけですが、依然キャリアメールは使えません。
キャリアメールを使いたい人にとっては不便ですね。
とは言え、最近ではメールではなくLINEでやりとりをする人がほとんど。それにメールならGmailのような無料で使える「フリーメール」で代用可能です。キャリアメールが使えないのは大きなデメリットではないかもしれませんね。
なお、2021年夏頃にはキャリアメールにも正式対応すると発表されてますので、正式対応すれば今後利用が可能となります
まとめ
以上、楽天モバイルのメリット・デメリットについて解説しました。
やはりデータ通信も電話も使い放題というのはインパクトがありますね。
確かに対応エリアが狭い、完全仮想化は前例がないため不安要素もあるなどデメリットも多いです。
それでも3ヶ月間は無料ですし契約縛りもないので、ほとんどリスクを負うことなく運用できるのは大きなメリットと言えます。
パートナーエリアでも1Mbpsの低速通信が使い放題なので、ほとんどストレスなく使えていますよ。とは言え、楽天モバイルだけをメイン回線として使っていくのは不安なのも事実。
当分は大手キャリアや格安SIMなどをメイン回線として契約し、楽天モバイルはサブ回線として活用するのがベストでしょう。DSDV対応スマホを使えば2台持ちする必要もないのでおすすめです
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