包丁の選び方
三徳包丁、牛刀包丁、出刃包丁、柳刃包丁など包丁といっても種類は様々。
素材もステンレス、チタン、セラミック、鋼など 色々な包丁があってどれを選ぶか悩んでしまいますよね。 それぞれの特長を知って、作る料理や生活スタイルに合った包丁を選びましょう。
▼一人暮らしに必須のキッチン用品
包丁選びのポイント
用途に合わせて種類を選ぶ一本だけで全ての食材を切りたいなら、三徳包丁がおすすめです。
包丁の種類として三徳包丁、牛刀、菜切り包丁、ペティナイフの4本があり、用途に合わせて包丁を使い分けると作業がはかどりますが、一人暮らしだとなかなかできないので三徳包丁一本とペティナイフ一本あれば十分でしょう。
素材の特徴を知る
素材によって研ぎやすさ、サビにくさは異なります。 セラミックは、サビにくく切れ味が長く続きます。 ステンレスは、サビにくくお手入れも簡単なので、毎日使うのに適しています。
鋼は、鋭い切れ味が長く続きますが、サビやすいためマメなお手入れが必要です。
お手入れが必要なものはきちんと研ぐようの道具も用意しておきましょう
使いやすいサイズと重さ
包丁の刃渡りは16~17cmが最も使いやすく、重さは110~130gがちょうどいいでしょう。 包丁は軽いと小回りがきき、ある程度の重さがあると安定して食材が切りやすいですよ。
包丁の種類
①三徳包丁
初心者には三徳包丁がおすすめです。
家庭用として愛されるスタンダードな包丁で、専用の包丁に比べると切れ味は劣りますが、普段使いには十分。
標準的な刃渡りサイズは165mm、180mm。 セラミック、ステンレス、チタン、鋼など素材の種類も豊富なので、材質から選びたい方にもおすすめです。
「三徳」という名前は肉も魚も野菜も切れることから。
菜切包丁と牛刀の長所を併せ持つ包丁です。刃元の形は野菜を切りやすい直線、刃先の形は肉を切りやすいカーブ状、切先は魚や肉を捌きやすいとがった形をしているので、一本で色々な食材が切れます
牛刀包丁(シェフナイフ)
主に西洋で万能包丁として使用されている牛刀包丁(シェフナイフ)。
三徳包丁に比べ刃先が鋭く幅が狭いのが特徴で、肉のかたまりなど体重をかけて押し切る場合などに便利です。
牛刀という名前から、一見肉専用の包丁を思わせますが実際は野菜や他の食材も切れるマルチな包丁。
三徳包丁と並んで入門におすすめの包丁です。デザインもシンプルなものが多く、見た目もおしゃれです。
ペティナイフ
「ペティ」とはフランス語で「小さな」という意味。牛刀包丁の小型版です。
主に果物や野菜の皮むきなどの細かい作業に向いていますが、肉や魚、野菜のカットも問題なくできます。女性の手でも持ちやすいサイズなので、本格的な料理をしない女性の一人暮らしならこれ一本で済ませることも。
見た目に反して簡単に切ることができるので1本持っていても損はない包丁です。
パン切り包丁
焼きたてのパンや柔らかいパンもつぶさず、切りやすいパン切り包丁。
細長く、刃が薄く、ぎざぎざになっているのが特徴です。この形状がパンにかかる力を分散し、摩擦を少なくするため、パンをきれいに切ることができます。ホームベーカリーなど自宅でパンを焼く場合には特にオススメ。
ケーキなどを切るのにも便利です。
菜切包丁
大根や白菜などの大きな野菜も切りやすい、昔ながらの和包丁。野菜をぶつ切りにしたり、刻むのに便利です。刃は薄く幅広く、切っ先は四角くなっていてとがっていないため野菜専用です。
肉や魚などはあまりきれないので使い勝手は悪いです。
出刃包丁
主に魚をぶつ切りにしたり、捌いたり、三枚おろしにするために使われます。
刃が太く、他の包丁に比べて重みがあるので魚の頭を落とすのも骨も切るのもお手の物。小型のものはアジ切り包丁と呼ばれます。
元々は魚用ですが、現在では肉を切るのに使う人もいます。
刺身包丁・柳刃包丁
柳刃包丁は、魚の切り身を切るために使われる刺身包丁の一種。刺身包丁といえば関西ではこの柳刃包丁が主流です。
切り口を美しく新鮮に保つために重要な、一方向への引き切りがしやすいよう刃渡りは長く、先端は鋭く作られています。
繊細な包丁なので、なるべく違うものは切らないようにしましょう
中華包丁
重さの衝撃で切る中華包丁は、プロの料理人はもちろん本格的に調理したい方にもおすすめです。
いろんな食材を切れる万能な包丁で、使い方に慣れれば繊細な野菜の千切りから、刃を寝かせて食材をつぶしたり、鉈(なた)の様に肉の骨を叩き切ることもできます。
かなり乱暴に扱っても大丈夫なので気は使わないでいいですね
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